【3行解説・図解有り!】オペラント条件付けにおける強化・弱化とは?行動主義心理学をわかりやすく徹底解説!

更新日:4月23日

「心理学を学び始めたいけど何から手を付けてよいかわからない」

「学校でオペラント条件付けを勉強したが、いまいちわからない」


このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。


そんな方々のために、心理学のアプローチの1つである「行動主義心理学」のうち、今回は「オペラント条件付けにおける強化」に付いてわかりやすく解説します!


これから心理学を学びたい方や、心理学を今まさに勉強している方まで、是非参考にしてください!

 

目次

1.オペラント条件付けにおける強化とは?わかりやすく3行でまとめると…

2.有名な実験「スキナー箱」

3.オペラント条件付けにおける強化・弱化とは

4.レスポンデント条件付けとの違い

5.まとめ

 

|1.オペラント条件付けにおける強化とは?わかりやすく3行でまとめると…

忙しい人のために3行でまとめてみました!!


・オペラント条件付けとは意識的に起こす行動・反応に対する発見である。

・有名な実験には「スキナー箱」が挙げられる。

・意識的な行動は報酬や罰によってコントロールすることが可能である!



|2.有名な実験「スキナー箱」

まずはオペラント条件付けにおける実験を見ていきましょう!

この「スキナー箱」実験は下記のような手順で行われました。


前提:スイッチのついた箱の中に空腹のハトを閉じ込めておく

手順①:偶然、ハトがスイッチを押す

手順②:餌を与える

手順③:ハトがスイッチを押すたびに餌を与え続ける

結果:ハトがスイッチを押す頻度が増える


では、これを下記のような手順に変えてみるとどうでしょうか。


前提:スイッチのついた箱の中に空腹のハトを閉じ込めておく

手順①:偶然、ハトがスイッチを押す

手順②:電流を流す

手順③:ハトがスイッチを押すたびに電流を流し続ける

結果:ハトがスイッチを押さなくなる


上記2つの実験結果から、意識的な行動は報酬や罰によってコントロールすることが可能であると発見されました!


これは、実はこの発見も私たちの日常生活でも見ることができます!

例えば子どものしつけを思い浮かべてください。

子どもが良い行いをすれば「ほめる」、悪い行いをすれば「叱る」というような行動をとるのではないでしょうか。


これが、先ほどの「スキナー箱」で言う「餌と電流」なのです!



|3.オペラント条件付けにおける強化・弱化とは

それでは、ここからオペラント条件付けにおける強化・弱化ついて詳しく見ていきましょう。

先ほどの「スキナー箱」を分解して考えてみると、下記のような要素に分けることができます。


・オペラント行動

 →観測対象の行動。

  (ハトがスイッチを押す行動)

・報酬(好子(こうし))

 →オペラント行動を増やす刺激

  (餌を与える)

・罰(嫌子(けんし))

 →オペラント行動を減らす刺激

  (電流を流す)

・強化

 →オペラント行動の回数が増えること

  (ハトがスイッチを押す回数が増える)

・弱化

 →オペラント行動の回数が減ること

  (ハトがスイッチを押す回数が減る)


上記を用いて「スキナー箱」実験を再度解説すると、下記のようになります。


偶然スイッチを押すことで餌がもらえることに気づいたハトは、オペラント行動であるスイッチを押す行動の回数を増やします。

これは、餌が報酬となってハトがスイッチを押す行動を強化したと言えます。

逆に、スイッチを押すことで電流が流れることに気づいたハトは、オペラント行動であるスイッチを押す行動の回数を減らします。

これは、電流がとなってハトがスイッチを押す行動を弱化したと言えます。


ちなみに、強化・弱化には下記の4種類があります。

紛らわしいので表で整理をしましょう!

種類

概要

具体例

正の強化

報酬を与えることによって強化される

子どもがお手伝いを頑張ったので

お小遣いをあげる

正の弱化

罰を与えることによって弱化される

子どもが悪いことをしたので叱る

負の強化

罰を取り除くことによって強化される

勉強を頑張ったので

お手伝いしなくとも良い

負の弱化

報酬を取り除くことによって弱化される

勉強をしないのでお小遣い減額

上記の表を参照すると、今回例に挙げた「スキナー箱」における餌と電流はそれぞれ「正の強化」と「正の弱化」であったことがわかりますね!



|4.レスポンデント条件付けとの違い

今までの説明を受けて、オペラント条件付けとレスポンデント条件付けの違いが分からなかったという方は多いのではないでしょうか。

※レスポンデント条件付けの解説はこちらから!


違いについてまとめると下記のようになります!


オペラント条件付け:自発的に起こした行動・反応に対して学習させる

レスポンデント条件付け:自発的ではない(受動的な)行動・反応に対して学習させる


このように、自発的な行動・反応に関する発見か、受動的な行動・反応の変化に関する発見かで分けることができます!



|5.まとめ

皆さんいかがだったでしょうか!

「オペラント条件付けにおける強化」について、理解できましたか!?


もし新しい発見があった方や、まだ理解しきれていないので、ほかの人と会話しながら勉強したいという方はこちらからフォーラムに参加してみてくださいね!


次回は「オペラント条件付けにおける消去」について解説していきたいと思います!